価値のある「ご縁」はどのように広がっていくか？

僕はいろいろな企業の方と、よく情報交換会をします。基本的には企業のブランド担当者の方が多いです。「この人はいまこんなことで悩んでいないかな」と思い、僕から声をかけることもあれば、無料公開セミナーのフォローアップ面談やスポットコンサルの初回面談として申し込まれることもあります。先日、ある会社に伺って情報交換をしました。話題はChat GPTを活用したブランド業務でした。そこで最近、取り組んでいるテーマを教えてもらい、その場でGPTを立ち上げ、新製品コンセプトを10ほど即興で作ってみました。GPTにしてみたらこれくらいのことは朝飯前ですが、その先、「出てきたアイデア」をどう活かすかという「壁打ち」のやり方を披露しました。一緒に話すことで少なからず役に立てている実感ももらうことが出来ました。一方で僕は企業の方がどのような悩みを持っているかを知ることが出来ますし、話の流れによっては何か有用なビジネス提案をさせてもらうこともあります。

今年に入ってリンクトインを始めたことで、それまで繋がりのなかった人達ともつながりが出来始めました。やはり「これは」と思う人や、時にはこちらを必要としてくれる人と情報交換会をやっています。リンクトインはまだまだ活用している人が限られている印象ですが、「（身内への近況報告ではない）外に向かったSNS」として僕は使っています。先日、情報交換会をしたある方は、僕と同年代のマーケティング・コンサルタント。特に大手小売業と大手消費財メーカーの支援先企業を数社お持ちで僕と良く似たお仕事をされています。話をすればするほど親近感がわきました。同時に話せば話すほどお互いの専門分野の違いも良く分かり「今後、何か一緒にやっていければ嬉しいですね」と話しました。とても良い時間でした。

僕の印象では「有用なご縁」「価値のあるご縁」というのはお互いに有用な情報を持ち寄ること（情報交換）を通じて広がっていくようです。これはどのような仕事をしていてもそうで、「自分からコンタクトする」「他者からのコンタクトを受け入れる」ことが思わぬ将来の可能性を広げるようです。「こころを開いているひと」が「ひとに恵まれる人」のようです。また情報交換はとても勉強になることが多く、時には同業者の方と、また時には「これは」と思った方に声をかけてみるのもよいものです。少なくとも「何かを売ろう」とか下心のない情報交換はコンフォタブルで、思わぬところからご縁が広がることもありますし、こちらがご縁をつなぐこともあります。誰かの役に立ったりお世話になったりしながら、みんなで成功していけると良いですね。