「成功する」のも「コンビニでコーヒーを買う」のも同じく「将来を思い描く」ことの結果です。

配信日:2014年9月17日

公開セミナーで、私は最初に申し上げることがあります。一種のセミナー受講前のオリエンテーションです。「視点が認識を作る」とお話します。「本日のセミナーで、みなさんはどんなことを持って帰りたいですか?それを日々の仕事でどのように活用しますか?」

文字通り、受講の目的をはっきりさせることなのですが、何に視点を合せるかで認識する「学び」が変わります。セミナーの効果を引き出す重要な質問です。しかしこれはセミナーに限りません。認識はその人にとってのパラダイムそのものです。つまり認識こそが「その人の世界」を作ります。つまり、世界とは人の認識の数だけあるようです。ビジネスでも同じです。

考えてみると、私たちは毎日、世界を創造しているように思います。私自身、毎朝「今日は何と何をする」と必ず考えます。そしてほぼその通りになります。ちょっと大げさに言うと毎朝、「本日の夢」を描いているのです。遠い未来も近い未来も、将来は考えるようになっていく、または考えるようにしかならないと、あらためて思います。

誤解を恐れずに言うならば「成功する」のも「コンビニでコーヒーを買う」のも同じく「将来を思い描く」ことの結果です。どちらもそのように思い描いて実現します。ある友人がフェイスブックで言っていました。「よいことを考えたほうが良いわけ」ちょっとだけ紹介しましょう。

『おそらく人の将来は、今、何を考えているかで決まると思います。なぜかというと、どうやら人間というのは、自分が注意を向けているもので自分の世界を作っているからです。人が何かに注意を向けたとたん、まるで顕微鏡をのぞいたように、その世界を拡大したような感覚でその世界を体験します。

誰もがそれが確かな現実であり、他の人も自分と同じ現実を体験しているだろうと考えますが、当然のことながら人によって注意を向ける先はさまざまなので、同じ出来事を見ていても、人によって経験する現実はまったく違うものになります。

したがって悪い(と思っている)ことに注意を向けていると、その「悪いこと」が拡大されて最悪な世界を創造してしまうでしょう。良い(と思っている)ことに注意を向けていると、その「良いこと」しか見えなくなって自分にとって最高の世界を創造することができるでしょう』(アニカ創始者:瀧上康一郎さんのフェイスブックより)

ある時、私もこれに気づきました。ちょうど月末の支払いの時でした。それまでは「今月も支払うものが多くて大変だ」と思っていました。しかしある時「得意先への支払い、従業員への給料、事務所や様々な経費・・・こんなに多くの金額を毎月毎月、滞らずにちゃんと支払えるなんて、本当にありがたいなぁ」と考えるようになりました。すると、その時を契機にお金との関係性が今まで以上に良好になったようでした。なによりも払えることが感謝で満たされるようになりました。認識が変わったので私の世界が変わり、「払える」という「豊かさ」を楽しめるようになったと思います。

どうせなら「いま出来ていないこと」よりも、今の現実にある「良きこと」に目を向けましょう。そこに視点を合せると認識が変わり、その瞬間に見ている世界がガラリと変わるようです。

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