今回の書籍出版であらためて学んだこと
配信日:2013年3月4日
今回は最初に、御礼のご報告をさせてください。先月、私の新刊「たった1年で紹介が紹介を生むコンサルタントになる法」を出版しました。すでに読んで頂いた方も多いと思います。タイトルだけ見ると、コンサルタントが「いかに集客するか」を書いたもののように見えますが、実際は逆です。「いかに集客を不要にするか」をまとめた内容になっています。これこそが、私はいかなるビジネスにおいても王道だと考えています。集客しなくてもお客様が集まってくださる状態を作ること。もちろん、そこでのキーワードは「ブランド」です。コンサルタントに限った話ではなく、すべてのビジネスの「繁盛の法則」がここにはあります。
ありがたいことに発売から1週間後、アマゾンでは在庫切れを起こすほどの注文を頂きました。累計で1000冊以上売れたようです。そして初版発売から3週間で第二版重版が決定しました。この手のコンサル本としては、異例の速さだと出版社さんから教えられました。みなさんのおかげです。本当にありがとうございました。
さて、そのようにして読んで下さった読者の方々から感想のメールなどを頂きました。そのなかに「セミナーのようなものはやらないのですか?」というご質問がありました。これも大変ありがたい申し出です。そこで、私はイズ・アソシエイツの岩本俊幸さんに相談しました。
岩本さんは、今回の出版の立役者でもあります。読者からのセミナーの要望、「コンサルタント養成講座」。過去のメルマガでも書きましたが、もともと私の中に、そういうアイデアはありました。プロのコンサルタントになるために、本来であれば10年かかる学びを、わずか数日で学んでもらえるセミナー。本物のコンサルになるために10年もかけて痛い思いをする必要をなくすセミナー。わずか数日で体系的に「経験」してしまい、その後の10年間を本物のコンサルタントとして過ごすほうが賢いと思うのです。頭で理解するというよりは、身体に叩きこむ講座。経験するセミナー。コンサルタントの自動車教習所。そんな構想を描いていました。
まずは無料動画講座を作ってみました。タイトルは「紹介が紹介を生むコンサルタント・ベーシック講座」です。どなたでも受け取ってもらえます。紹介文を添付しますね。
http://www.consultant-academy.net/lp/
今回の出版、そして3週間で重版してもらえたことについて、あらためて学んだことがあります。それは「チームワーク」「みんなで力を合わせることの凄さ」です。そもそも今回の出版は、岩本さんの「出版してはどうか」というお勧めがなければ、まず始まらなかった話です。しかも、同文館出版さんのご紹介まで頂きました。同文館さんの古市達彦編集長には執筆の間、大変、勇気づけられました。年末の切羽詰まった時期に、私は最終稿を入稿したのですが、古市編集長は正月返上で、自宅近所のファミレスにこもって原稿のチェックと直しをしてくださいました。
さらに、販売開始のプロモーションについてもご尽力を頂きました。イズ・アソシエイツさんのスタッフの方々がアマゾンキャンペーンを組んでくださり、その準備に多大な時間を使ってくださいました。またPRコンサルタントであり、友人のイン・アンド・ヤン社の俣木昌巳さんは、雑誌社各社の編集長をご紹介してくれた上に、ご自身の貴重な人脈の方々に本書を紹介してくださいました。その数は150人にも登りました。同様に私の敬愛するコンサルタント仲間のみなさん、そしてメンターである阪本啓一先生、同文館出版の「著者の会」の先生たち、みなさんが善意の紹介をブログやFB、発行されているメルマガで取り上げてくださいました。また、読者の方々も同様にブログやFBで取り上げてくださいました。読者の方の前向きなコメントは本当に大きな推薦力を持っています。まさしく「紹介が紹介を生む」状況でした。どれだけ感謝してもしきれないほどの感謝の念が湧き上がります。
大変な時もチームで働くことの力を感じました。アマゾンさんに注文が殺到した時のこと。同文館出版の販促担当、津川雅代さんが営業部と取次(卸)、アマゾンと私の間に入って、素晴らしい采配をしてくださいました。出版業界は特有の商慣習があって、書籍の流通は食品やトイレタリーのそれとはまったく別の難しさがあるなか、出版社と取次さんのご尽力で販売機会の損失を最小限に食い止めることが出来ました。
また弊社のスタッフの中島にも御礼をいわねばなりません。津川さんのご指示のもと、都内の有力店舗の回訪を週2日のペースでこなし、ビジネス書籍の担当者と懇意にしながらPOPの取り付けなど積極的に店頭フォローをやってくれました。
今回、異例のスピード、3週間で重版が決まったのは、このような方々のご協力の賜物です。正直に申し上げて、出版が決定してから今日まで、私は感激しない日はありませんでした。このように振り返ると、仕事とは自分一人では出来ることに限界がある、よいチームと一緒になって働くことは成果以上の感激があることをあらためて思います。感謝です。